第41回全日本大学駅伝・近畿勢まとめ


全日本大学駅伝はTV的な事と関東勢の箱根前哨戦的な意味合いもあってなかなか近畿勢は目立たないですね。なので今回は高校が近畿圏だった選手も捕捉できる範囲で取り上げていこうと思います。

近畿勢の総合成績は、立命館大が5゚30'53"で11位、京都産業大が5゚33'08"で13位、大阪経済大が5゚40'53"17位。大阪経済大は繰り上げスタートも無く襷を繋ぎきったということで本当によかったと思います。以下個人記録をだだっとまとめていきます。(敬称略、近畿勢以外は出身県・出身校を記述)

  • 1区・14.6km

藤原 庸平(立命館大) 44'43" 区間 11位
三岡 大樹(京都産業大) 44'10" 区間 6位
上田 聡志(大阪経済大) 46'38" 区間 21位

1区が2番目に長い駅伝というのもなかなか珍しいですが、スタートダッシュという意味でも各校エース級を配置してくることが多いですね。後半のコースのきつさもあるみたいですね。第一工業大と東洋大の飛び出しは予想通りといった感じでした。京都産業大はいいスタートでしたね。

  • 2区・13.2km

田中 裕之(立命館大) 40'49" 区間 15位
林 和貴(京都産業大) 40'03" 区間 10位
木村 哲也(大阪経済大) 41'47" 区間 23位


高瀬 無量(山梨学院大/兵庫・市立尼崎高) 39'03" 区間 4位
八木 勇樹(早稲田大/兵庫・西脇工高) 39'19" 区間 5位

長い区間が前半に集まっている分メンバーが非常に豪華なのですが、その中でも高瀬選手の区間4位は素晴らしいですね。

  • 3区・9.5km

今崎 俊樹(立命館大) 28'10" 区間 2位タイ
野田 一貫(京都産業大) 29'16" 区間 13位
濱田 正敏(大阪経済大) 29'42" 区間 17位


渡邊 嵩仁(中央学院大/京都・福知山成美高) 27'38" 区間 1位
井上 直紀(専修大/兵庫・報徳学園高)29'15" 区間 12位
岩田 紘史(信州大/大阪・春日丘高)30'54" 区間 24位

最短区間なんで1年生も多く走ってるようです。今崎選手はまだ1年生ですが持ち前のスピードを活かしての区間2位。野田選手も出雲に続いての出場でこれからに期待したいですね。渡邊選手は出雲駅伝でも区間3位、今回はぶっちぎりの区間賞と絶好調ですね。高校時代はIH路線は近畿止まりですが、都道府県駅伝などに出場してきておりあまり目立たなかったのですが実力のある選手です。これからの活躍が楽しみですね。

  • 4区・14.0km

寺本 英司(立命館大) 43'35" 区間 13位
住本 雅仁(京都産業大) 43'30" 区間 11位
宮永 大亮(大阪経済大) 43'34" 区間 12位


村西 研郎(名古屋大/滋賀・彦根東高) 44'32" 区間 17位

前半の折り返し区間で割とがっつりエースが出てきたり。近畿勢とはちょっと話がそれますが、東洋大の高見選手の安定感はすごいですね。目立つわけではないですがしっかりまとめて今回も区間4位。東洋大の隠れエースだと個人的には思います。

  • 5区・11.6km

詫間 礼斗(立命館大) 36'09" 区間 11位
関谷 宜輝(京都産業大) 35'59" 区間8位
八木 敏志(大阪経済大) 36'57" 区間 17位


田口 優(中央学院大/兵庫・加古川西高) 36'32" 区間 14位
谷口 恭悠(日大/兵庫・報徳学園高) 35'11" 区間 3位
安田 昌倫(明治大/京都・桂高) 34'51" 区間 1位
辻 幸祐(中央大/兵庫・洲本高) 35'21" 区間 5位
橋本 一樹(中京大/滋賀・草津東高) 38'07" 区間 22位

実は詫間選手と谷口選手の報徳学園同級生対決というのが見れた訳ですが、谷口選手に軍配が上がりました。駅伝後インタビューで記録が不満と言っていた谷口選手ですがきっちりまとめているところがさすがですね。明治大の安田選手が区間賞で、谷口選手と安田選手の近畿IHの激突を見て憧れた者としては、なかなか感慨深いものがありますね。

  • 6区・12.3km

寺崎 宏紀(立命館大) 37'44" 区間 6位
宇野 翔太(京都産業大) 39'07" 区間 14位タイ
田中 秀門(大阪経済大) 39'08 区間 16位


丸林 祐樹(日大/大阪・清風高) 37'55" 区間 7位タイ
渡辺 真矢(明治大/兵庫・西脇工高) 37'16" 区間 3位
松尾 直樹(専修大/滋賀・草津東高) 39'07" 区間 14位タイ
真野 裕史(広島大/大阪・大手前高) 41'20" 区間 25位

駒澤大の高林選手の好走が目に付く6区でしたが、結構きついコースですね見た限り。丸林選手はもっと走れるように感じているのですが大学に入ってからの駅伝ではいまいちみたいで、ちょっと寂しいですね。ここでも明治大の渡辺選手が区間3位と好走。明治大は近畿勢多いんですね。

  • 7区・11.9km

尾崎 文彦(立命館大) 37'50" 区間 16位
黒川 優気(京都産業大) 37'06" 区間 10位タイ
國料 祥平(大阪経済大) 38'02" 区間 17位

なかなか目立ちにくい区間ですが案外厳しいコースの7区。黒川選手はいやはやきっちりまとめますね。なかなか崩れてるところを見ないので素晴らしい選手だと思います。それにしても明治大はここでも区間賞。後半すごいですね。前半もきっちりまとめてるので地力ついてるんですかね。

  • 8区・19.7km

西野 智也(立命館大) 1゚01'53" 区間 9位
奥野 雅史(京都産業大) 1゚03'57" 区間 16位
樋口 幸平(大阪経済大) 1゚05'05" 区間 18位


中川 剛(山梨学院大/兵庫・豊岡南高) 1゚00'55" 区間 4位
細川 勇介(明治大/兵庫・西脇工高) 1゚02'37" 区間 13位
金子 太郎(東海大/滋賀・比叡山高) 1゚01'52" 区間 8位
平岡 幸一郎(広島大/兵庫・加古川東高) 1゚07'07" 区間 25位

ダニエルのぶっ飛ばしが目立ちましたね。今回は日本人選手の1時間切りがなしという結果で少し残念でしたが、西野選手の区間9位は健闘ですね。安定感あるなと思っていた細川選手がいまいち後半伸びなかったのは気になりますが、中村選手の区間4位というところなどからはやはり今年の山梨学院大からは目が離せないといったところです。気になるといえば、金子選手のゴール寸前でTV中継が終わって、なんかいつもこうタイミングちょっと悪いイメージが…近畿IH2種目共に7位だったりとかするので、次はちょっとかっこよく決めて欲しいです。わたし金子選手のファンですから。

まとめ

なかなか近畿勢が全日本で表に出てくるということがないのですが、近畿圏から飛び出して活躍している選手にも目を向けると面白いですね。しかし兵庫県出身って多いですね、さすがです。箱根も気になりますが、近畿勢はびわ湖駅伝とかもあるんでまだまだ楽しめそうです。今回はここまで。
詳細記録は公式サイトからどうぞ。 第50回全日本大学駅伝|テレビ朝日


かしこ