2010沖縄インターハイ4日目

祝!西池和人選手(兵庫・須磨学園3) 5000mで日本人トップの2位入賞!!

失礼しました。後輩みたいな西池選手が活躍したのでつい…。さて、4日目は盛りだくさんでした。決勝種目は男女800mと男子5000m、予選種目は男子3000mSCと女子3000m予選が行われました。まずは決勝種目から見ていきますかね。

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男子800mは、川元奨(長野・北佐久農3)が1′51″51で優勝。後続を2秒以上離しての完勝でした。昨年2位から今年は優勝。しっかり実力を見せ付けました、おめでとうございます。近畿勢は新安直人(兵庫・神戸科技2)が3位入賞、湯川智史(和歌山北3)が5位入賞、山本 雄大(兵庫・須磨学園2)が6位入賞。新安選手と山本選手はともに兵庫県の2年生ですから、来年にも期待できますね。公式によると400m通過は54秒。

女子800mは、高橋満里(大阪・東大阪大敬愛3)が2′09″35で見事優勝。東大阪大敬愛やり投に続き2種目の優勝ですね。公式によると400mの通過は61秒です。もう1人の近畿勢だった磯部維(大阪・岸和田3)は2′10″00で3位入賞でした。2分1桁台は惜しかったですねー!ちなみに4位の福嶋美和子(福岡・筑紫女学園2)は2′10″01でしたから、100分の1秒の重みを感じさせるレースとなりました。予選、準決勝とただ1人、2分1桁台を2本ともマークしていた鈴木 翔子(東京・白梅学園2)は2′11″58で7位入賞でした。近畿勢は2人とも2種目入賞でした、お疲れ様でした。いやもしかしたら高橋選手はまだマイルリレーに出るかもなのかな…。敬愛の選手は総じてタフですね。

男子5000mは、マイケル・ギチンジ(青森山田3)が13′59″86で優勝しました。1500mに続いて2冠達成。この決勝で13分台を記録したのはギチンジ選手1人だけでした。2位は西池和人(兵庫・須磨学園3)で14′00″54、日本人トップでした。世界ジュニアから帰って1500mは棄権したもののきっちり決めてきましたね。さすがですね。3位は中村匠吾(三重・上野工3)の14′00″98。大幅に自己ベストを更新したのではないでしょうか(手元にデータないんですすいません)、東海大会優勝の実力は伊達じゃないということですね。4〜6位には留学生が続き、7位には1500m8位入賞の今井憲久(福島・学法石川3)が2種目入賞を達成。8位には東北大会1500mで3′52″25という抜群のタイムを出しながら7位で出場を逃した村山謙太(宮城・明成)が入りました。ちなみに1500mで沖縄インターハイに出場できなかった選手の中で一番速かった選手でしたので、ここできっちり結果を残して来ましたね。ちなみに西池選手以外の近畿勢は新庄翔太(兵庫・西脇工3)が11位、文元慧(京都・洛南3)が13位でした。

ここからは予選種目ですね。まずは男子3000mSCから。
予想通り、男子1組はかなりのハイスピードレースになりましたね。しかし3000mSCはインターハイであってもきっちりほぼ実力通りに決勝にメンバーが揃いますね。実力差が一番出る種目ではありますが、波乱が起こりにくい種目であることは否めないという感想です。近畿勢で決勝に進んだのは出口遼(兵庫・須磨学園3)、西川凌矢(京都・桃山3)と芝山智紀(兵庫・西脇工3)の3名。ちなみにボクの後輩である沖守怜(大阪・大塚3)は4組11位で予選落ちでした。お疲れ様でした。彼が入ってきた時とボクがちょうど入れ替わりの学年でしたが何度か一緒に練習したんですけど、脚の素質的には西池選手あたりに似たものがあり、身体的にもまだまだこれからの選手です。応援しています。余談ですが、4組14位の吉岡翔(北海道・室蘭大谷3)は途中で靴が脱げたという情報がありますね(確定ではないです)。

女子3000mもそれなりに実力通りの結果に。やはり3000mになると女子は駅伝でのエースメンバーが揃いも揃って出てきますね。近畿勢では久馬萌(京都・綾部2)、久馬悠(京都・綾部2)、池田睦美(兵庫・須磨学園3)、小宮沙紀(兵庫・須磨学園3)の4名が決勝に進みました。久馬姉妹と須磨学園勢が残りましたね。1500mとの2冠を目指す赤松眞弘(岡山・興譲館3)もしっかり決勝に残りました。2010年のインターハイを彼女の大会とすることができるでしょうか。また1500mを棄権していた、世界ジュニア帰りの藤石佳奈子(新潟・三条3)も決勝に。今大会は世界ジュニア組はいい成績を残しているため、久馬悠選手と共に期待したいですね。

こんな感じでしょうか。今現在教育テレビにてインターハイ放送をやっていますが、男子800mは本当に最初から最後まで川元選手の独壇場だったんですね。素晴らしい走りでした。女子800mは鈴木選手が最後の最後で脚がつったのでしょうか、残念だったと思います。実力は予選・準決勝で見せてくれました、来年の雪辱に期待しています。今日はこの辺で。

<追記:2010/8/02 02:11>男子5000mの詳しいレース展開が示されている記事を書かれている方がいらっしゃったので、参考にどうぞ。 インターハイ4日目③: 走って呑んで…